塾講師業のビジネスマナーとは?就職前に気を付けたいこと

電話のビジネスマナーは身につけたい

塾にもよりますが、塾講師として社員になれば生徒の保護者からの電話に出ることも、かけることもあります。生徒は塾に頻繁に来るので伝言で保護者に伝えれば良いことや、書面で伝えることが多いので、電話が必要となるのは素早く伝えたいことがある時になります。例えば、生徒が時間になっても来ない時にかける電話は多いです。また、生徒が小さくスマホを持っていない場合や、伝言を頼むには幼すぎる場合には持ってきてほしい書類などについて生徒に変わって親に電話をする時もあります。この時には、保護者は塾講師を大事なわが子を預ける頭の良い人と認識しているわけですから、信用を失わないようビジネスマナーはしっかり守らなくてはなりません。

報告書をまとめる能力

塾によっては、それぞれの生徒の授業がどのような内容になったかを記す報告書を書く作業があります。これを保護者の方が読み、子どもが塾でどのようなことを学んでいるか、それについてどの程度理解できたかを把握するのです。しかし、その報告書は大体3行くらいなものですから、短く必要な情報をまとめる能力が必要になります。保護者が読むことを意識し、ビジネスマナーを守った書き方ができないと優秀な講師とは思ってもらえません。例えば漢字間違いがあったとしたら、こんな漢字も書けない先生にうちの子を預けて大丈夫なのかと信頼を落としてしまうことでしょう。あったことを簡潔かつわかりやすくまとめる能力は塾講師、特に個別指導塾で働く際には欲しいところです。

教室長や他の先生との連携

塾では、担当制であっても生徒を1人の講師が見るわけでなく、保護者、担当講師、教室長の3人体制で見守るところもあります。そうなると、生徒がどのような調子だったのかを報告することは大変重要になってきます。ビジネスマナーとして、教室長や親御さんに伝えるべきことは伝える、それが当たり前にできなければいけません。

まとめ

塾講師業をするならば、その塾のやり方を学んだ上で必要なビジネスマナーを使わなくてはいけません。電話で正しい敬語を使えること、報告書を簡潔にまとめられること、報告すべきことを伝えること、この3つを守れば、自然と生徒からも先生からも保護者からも信頼される講師になれるでしょう。